「聞き上手」で対話力をアップ!コミュ力を上げる秘訣とは?

「聞き上手」で対話力をアップ!コミュ力を上げる秘訣とは?

人と仲良くなりたいけれど、なぜか会話が続かない。自分の伝えたいことが上手く伝わらない。そんなコミュ力や対話力に関する悩みを持つ人は「聴く力」が足りていないのかもしれません。「聴く力」を高めるためにはどうすればいいのか? 人の話を聴き出すことを仕事にしているプロインタビュアーの新田哲嗣さんに聞きました。


新田 哲嗣 さんのプロフィール

https://www.timeticket.jp/akitsugu.nitta?utm_source=ttl&utm_medium=106&utm_campaign=experiences_31

Dialogue Design Lab代表。劇作・演出家、演技コーチ、シナリオライター。日本放送作家協会会員、武蔵野学院大学特別講師。千葉デザイナー学院非常勤講師。 舞台演出・脚本を多数手がけ、演技指導の道へ。楽しみながら基礎を学ぶクラスから、舞台・映像の第一線で活躍する技量をつちかうクラスまで幅広い指導領域で俳優を指導。 また演技術をベースにした「コミュニケーション・デザイン」 を開発。ビジネスパーソンならびに一般向けに、表現をサポートする共感コミュニケーション・トレーナーとして活動。

対話で重要なのは「聞き上手」になること

「周囲とのコミュニケーションで悩んでいる」「人と話していると、どうしても緊張してしまう」など、会話が苦手で悩んでいる人も多いのではないでしょうか。その悩みを解消するカギとして、「対話力」が注目されています。


対話力は、以下の4つの要素から成り立っています。


(1)聴く力:相手の気持ちに寄り添い、共感を持って相手の話に耳を傾ける

(2)考える力:相手の話を理解したうえで、自分の意見や考えをまとめる

(3)話す力:相手の反応を見ながら、わかりやすく自分の考えを相手に伝える

(4)振り返る力:自分の話した内容について客観的に振り返り、今後に生かす


では、「対話」において一番必要なことは何でしょうか? 「対話」という漢字のイメージから、「話す力」を真っ先に思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、対話で必要なことは、上手な質問テクニックでも、巧みな話術でもありません。ずばり「聞き上手になること」なのです。つまり、「聴く力」を養うことが対話力の向上につながるのです。


新田哲嗣さんはプロのインタビュアーとして、タレントや一般人を問わず、さまざまな取材現場を経験してきました。豊富な経験とテクニックを持つ新田さんが、「聴く力」を高めるための極意を紹介します。

主張したいことを「伝える力」のベースは「聴く力」

「話しやすい環境をつくるためには、相手のことを知っておく必要があります」


緊張しやすい人や人見知りの人でも、相手のことを知れば緊張は和らぐものです。また、自身との共通点を見つければ、会話を膨らませることもできます。そのためにも、会話の要所要所でうまくリアクションをとりながら、相手の話を引き出しやすい雰囲気をつくることが重要です。


新田さんは「共感コミュニケーション」という、自ら編み出したメソッドを使って、対人コミュニケーションをサポートします。そのなかでも重視しているのが、会話中の「受けの技術」です。


たとえば、「褒めの『さしすせそ』(さすがですね、知らなかった、など)」を縦軸とし、「リアクション」を横軸として、結果的な「受け」を考えます。

相手の話を受けて、「さすがですね!」というときに、「目を見開くように驚いたリアクション」をとったり、「しみじみと、かみしめるようなリアクション」をとったり、さまざまなパターンを組み合わせることによって、相手に与える印象がガラリと変わってくる、といいます。


「会話」では、自分が話すか、相手が話すかのどちらかしかありません。新田さんは「話す」が生まれやすい空気の作り方やそのヒントを教えます。

聞き上手になるコツは「話しやすい雰囲気」を整えること

現在、新田さんは劇作家・演出家と演技コーチ業を中心に、インタビュアーや編集ライター、シナリオライター、小説家として多方面で活躍しています。


大学在学中に演劇を始めた新田さんは、モノ作りの楽しさに目覚めました。その後、新卒でタウン情報誌の編集者になり、さまざまな人にインタビューをした経験がその後の進路に大きな影響を与えたといいます。


「話すことに慣れていない一般の人にインタビューをすると、想定外の回答が返ってくることも多く、話をうまく引き出すためにはどうすればよいか、と考えたのが最初でした」と振り返ります。


「意図した通りの回答が引き出せないのは、話す側ではなく、聴く側に問題があるのではないか」と新田さんは気付きました。それ以降、質の高い回答を引き出せるように、インタビュアーとしての経験を積むことで徐々にスキルを身につけていきました。


25歳のときに編集者を辞めて、俳優活動を始めた新田さん。編集者と俳優の両方の経験から、気付いたことがありました。


「『聴く』ということは、いろいろな質問を重ねるだけではなく、その場の雰囲気をどのように作るかが大切です。 つまり、内容よりも『話しやすい雰囲気を整える』ことが重要だとわかりました」


相手の話を聴くときのリアクションや表情などに「演技の技術」を取り入れるなど、話しやすい雰囲気作りを実践し、その効果を確信しました。


「『演技術』というと特殊に思えますが、『人の話に相づちを打つ』といったリアクションは誰でも行っているものです。それを少し膨らませるという感覚なので、誰にでも再現できます」(新田さん)

「相手の長所を見つける」ことで「聴く力」が高まる

「聴く力」を高めるために、最も必要なことは何なのでしょうか? そうたずねたところ、新田さんからはこんな答えが返ってきました。


「相手のことを好きになる、プラスになるところを見つける、という気持ちを持つことです」


たとえば、学生時代の友人とは久しぶりの再会でもすぐに昔に戻って会話ができるでしょう。それは、学生時代に毎日のように会っていて、すでに「情」が通い合うという関係性が構築できているからなのです。


「相手の長所を見つけることができれば、短所があっても気にせずにいられるようになります。好きなところを見つけると、より接点を持ちたいと思うものです。それを繰り返すことで、やがて『情』が芽生えていくでしょう」


新田さんにとって「聴くこと」は「見つめること」だといいます。耳で「聴く」ということは、相手の中身の本質的な部分を探す作業です。単に「見る」のではなく、相手の奥底を「見つめる」ために「聴く」力が大切になるのです。


会話が苦手な方や、最近の「オンラインによるコミュニケーション」にとまどっている方は、新田さんに相談してみてはいかがでしょうか。電話やオンラインでの相談も受け付けています。

新田哲嗣さんに「聴き方」の相談をするならこちら

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