あなたにオススメの古本おくります!本のプロが選んだ「2020年に読むべき5冊」とは?

あなたにオススメの古本おくります!本のプロが選んだ「2020年に読むべき5冊」とは?

出版不況と言われるようになって久しいですが、それでも毎年、7万点もの本が出版されています。しかもアマゾンなどのネット書店では過去に出版された本も簡単に買えますから、読書が好きな人たちは、膨大な本の中から「自分が読むべき1冊」を選ばなければいけません。それは案外むずかしいことで、「ときには誰かが代わりに選んでくれたらいいのに」と思っている人もいるかもしれません。そんな人にぴったりなサービスがあります。「本のプロ」が古今東西の本の中から「あなたにオススメの古本10冊」を選んで送ってくれるというコンシェルジュサービスです。


舩橋 利帆子 さんのプロフィール

https://www.timeticket.jp/bbbooks?utm_source=ttl&utm_medium=117&utm_campaign=experiences_33

記者・編集者として働いていました! 大学生時代は集団・個別塾講師、結婚式場の音響、映像制作、カメラマンのアシスタントなど様々なアルバイトを経験してきました。 Photoshop、Illustrator、Premiereなどの実務経験を生かしてなにかお手伝いができればと考えています。

ファラデーの「ロウソクの科学」が教えてくれた読書の面白さ

相談者の話を聞いて、その人にあったオススメの古本を送るユニークなサービスを提供しているのは、舩橋利帆子さん。本との出会いを提供するウェブメディア「ホンシェルジュ」の運営に携わりながら、タイムチケットで本のコンシェルジュサービスをおこなっています。


「自分は飽きっぽい性格」と語る舩橋さん。それでも、ずっと続いてきた趣味が「読書」でした。


小さなころから本を読むことが大好きだったという舩橋さんですが、特に印象に残っているのは、イギリスの有名な科学者であるマイケル・ファラデーが書いた『ロウソクの科学』の中の一節です。


「金や銀はピ カピカしてきれいだし、ルビーやダイヤモンドなどの宝石の輝きは、それにも増して輝いてます。でもそのどれも、炎の輝きと美しさと張り合えるもんじゃあありません。炎みたいに輝けるダイヤがありますか? 夜にダイヤが輝くのは、それに光を投げかける炎あってのことです」


このファラデーの言葉を読んで、「授業で勉強する理科よりよほど面白いし、説得力がある」と感じた舩橋さん。それ以来、読書の面白さに目覚め、授業中も先生の目を盗んで本を読むようになったそうです。


そんな舩橋さんが「本に関わる仕事がしたい」と考えるようになったのは、当然のなりゆきでした。


大学卒業後、地域情報誌の記者や住宅メディアの編集者などを経験したのち、現在の「本との出会いを提供するウェブメディア」の仕事に就いたのです。

ネタバレを避けるために注意していること

本業で「本との出会い」を演出している舩橋さんですが、「もっと直接的に本好きの人のサポートをしてみたい」と考えるようになります。


そこで始めたのが、「あなたにオススメの古本を送ります」というサービス。タイムチケットを通じて「本選び」を依頼してきた人と1時間お話をして、その人の好みや傾向を把握したうえで、オススメの古本を10冊選んで送り届けるのです。


相談者との会話では、「それまでの人生について、どうやって学んできたか」というような、読書と直接関係がない質問も口にします。


「なぜそういう質問をするのかと言えば、その人が、これから何を知りたいのか、どんなものに出会いたいのかの根っこの部分だと思っているからです」(舩橋さん)


では、相談者と話をするときに注意していることは?


そうたずねると、「その場でオススメの本を口にしないことですね」という答えが返ってきました。


「そこで伝えてしまうと、お送りする本のネタバレになってしまうので、言いたくても我慢しているんですよね(笑)」

「ワクワクしながら受け取る宅配便って久しぶり」

舩橋さんに本選びを相談する人は、大きく2つのタイプに分けられます。


1つは「読書が好きだけれど、自分で本を選んでいると偏ってしまうので、舩橋さんに相談したい」という<もともと本が好き>というタイプ。


もう1つは「あまり本を読む習慣がないので、おすすめを教えてほしい」という<これから本を好きになろう>としているタイプです。


どちらのタイプでも舩橋さんは快く応じ、その人にオススメしたい本を楽しみながら考えています。


相談者にはいろいろな人がいますが、本の話を通して、自分で意識していなかった悩みに気づく人もいます。


「もちろん、送った本に価値を感じていただくことも嬉しいのですが、『話せて良かった』と言っていただけると、本のコンシェルジュサービスをやっているかいがあったなと思いますね」


そんな舩橋さんのもとには、これまでの利用者から喜びの声が寄せられています。


「ワクワクしながら受け取る宅配便って久しぶり」


「ずっと探していたけど、タイトルも筆者も思い出せなくて見つけられなかった本が入っていた」

本のコンシェルジュが選んだ「2020年に読みたい5冊」

本を通じて人と出会う。舩橋さんにとって、いまや本は「知識や情報を得る媒体」というだけの存在ではなくなっています。


「本は1ページ1ページに多くの情報が集約された、人類共通の知のツールです。人生で体験しきれないことがコンパクトにまとまっているのですがから、本を読まないなんて、もったいなさすぎます」


そう読書の魅力を力説する舩橋さん。「これから本をもっと読んでいきたい」と考えている人にアドバイスを送るとしたら、なんでしょうか?


「小さいころに読んだ記憶がある絵本を改めて読んでみてください。そうすると、当時と印象が違うことに気づかされると思います。すると今度は、他の本でも同じような体験がしたくなるのではないでしょうか」


最後に、舩橋さんに「今年読んでおくのがオススメ」という本を5冊選んでもらい、選定理由をコメントしてもらいました。


(1)『雑誌記者』(池島信平)


人に進められて読んだのですが、とても刺激的な内容でした。昨年復刊したそうなので、改めて(舩橋さん)


(2)『世界は「ゆらぎ」でできている 宇宙、素粒子、人体の本質』(吉田たかよし)


科学のような、哲学のような、世界を見つめられる本です(舩橋さん)


(3)『大人の女はどう働くか? ―絶対に知っておくべき考え方、ふるまい方、装い方』(ロイス・P・フランケル)


チェックリストみたいになっていて、押し付けがましくないので、ビジネス書が苦手な人にもおすすめです(舩橋さん)


(4)『バイナリ畑でつかまえて』(山田胡瓜)


ITと人の繋がりをテーマにした短編漫画集。コミュニケーションの変化をやんわり捉えたい人におすすめです(舩橋さん)


(5)『BODY 世にも美しい人体図鑑』


免疫など体の仕組みに注目が集まる今、人体のつくりから学んでみるのも良いのでは? インフォグラフィックが本当に秀逸で、デザインの勉強にもなります(舩橋さん)


これらのリストを見るだけでも、読書欲が刺激されます。


でも、それでは物足りない。自分だけに向けられたオススメ本を知りたい。そう思った人は、舩橋さんに相談してみると良いかもしれません。

舩橋利帆子さんにオススメの本を紹介してもらうならこちら

舩橋利帆子さんのプロフィールをチェック

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