
キャリアコンサルタントとして活動しています。 アルバイトから経営者まで幅広い働き方を経験し、現在はキャリアコンサルティング、webライティング、英文書翻訳、主婦のパラレルワーカーでもあります。 病気やケガで長年の夢をあきらめ、仕事ができない、生活自体もままならないこともありました。 それでも今楽しむ人生を歩んでいます。
パラレルワーカーとして幅広い働き方を経験してきたキャリアコンサルタント

千葉紘子さんは「自分らしく歩む人生を創る」をテーマに、キャリアコンサルタントとして活動しています。
同時にWebライティングや英文書翻訳、家事をもこなすパラレルワーカーです。そこで養った時間管理術をもとに、上手な時間の使い方をアドバイスしています。
千葉さんはカフェでのアルバイトを経験した後、一般企業の事務職に転職しました。しかし、子ども好きであることやアメリカの大学を卒業したことを活かしたいと、在宅の英語講師を個人で開始。同時に整体サロンを経営する会社を立ち上げて5年が経ちます。
「整体サロンでお客さまとキャリアプランやライフプランについて話すなかで、あることに気付きました。施術によって心の悩みがほぐれると、体のこりもほぐれるという人が多いのです。そこで心のアプローチにも重きを置くようになり、キャリアコンサルタントの資格を取得しました」
こうして千葉さんは、主にキャリアコンサルタントとして活動するようになりましたが、複数の仕事を兼業していると、意図的に休まなければ、いつまでも働いてしまいます。千葉さんも多忙を極め、体調を崩したことがありました。
しかし現在は、意識的に休暇を予定に組み込むことで、無理なく仕事を進められるようになったといいます。
利用者のスタイルに合ったオーダーメイドの時間管理術を提案
千葉さんは4つの仕事を同時進行しながら、プライベートも確保することに成功しました。その体験をもとに、タイムチケットで時間管理術のヒントをアドバイスしています。
そんな千葉さんも、かつては上手に時間を使えなかった身。「私は手帳でスケジュールを管理することが好きだったにもかかわらず、予定通りものごとを進めるのが苦手でした。予定を詰め込みすぎて、手一杯になっていたのです」
そこから本やインターネットの記事を読み漁り、5年かけてようやく自分に合った時間の使い方を確立させたといいます。
「いずれの本も、最終目的は『1日24時間をどううまく使えるようにするか』です。 ただし、その手法やアプローチの仕方はさまざまで、本当に自分に合った方法を見つけるのは難しいと感じる人が多いでしょう。
そこで、私は皆さんの時間管理の目的や失敗体験などを聞きながら、それぞれの目的や性格に合ったベストな方法を一緒に見つけるように心がけています」
公私のメリハリをつけた余裕のある時間管理術が継続のコツ

実際の千葉さんの1日のスケジュールを覗いてみましょう。
・6:00 起床
・6:10~ 自分のための時間(コーヒー、読書、筋トレ、ウォーキングなど)
・7:00~ 朝食の準備と同時に夕食の仕込みなど家事
・8:00~ 仕事(メール・SNSチェック)
・9:00~ 仕事(ToDoリストの対応、打ち合わせ、キャリアコンサルティング面談)
・18:00~ 夕食の準備などの家事、夕食、家族と過ごす時間
・23:00~ 就寝
千葉さんが実践する時間管理のポイントは2つ。
「1つ目は必ず自分のための時間を確保すること。また、スマートフォンの通知が気になっても家族で過ごす時間や就寝時間を優先し、翌朝確認するようコントロールしています。
2つ目は予定を詰め込みすぎないこと。緊急性の高いタスクや突発的なトラブルなどに対応するため、余裕をもって予定を組みます。空いた時間は、優先順位が高めの用事に充てます。また、体調や集中力に応じて休憩を取ることもあります」
こうして余裕をもったスケジュールを組み、公私のメリハリをつけることで、パラレルワーカーとして充実した日々を送っている千葉さん。自身の体験を通して「優先順位や緊急性が明確でない」「ToDoリストを後回しにし突発的な依頼を優先する」「時間管理の目的が曖昧」といった人は時間管理に失敗しやすい、と指摘します。
「自分がどう生きていきたいかによって時間管理の目的は異なり、それによって時間管理術も変わります。家族や仕事など、まずはあなたにとって大事にしたいこと(目的)を決めることで時間管理ができるようになります」
働き方に悩む人たちに寄り添って「自分らしい生き方」をサポートしたい

初めは時間管理を継続させるのが難しいものです。もし予定通りに進まなくても焦る必要はありません。
千葉さんも朝決めた時間に起きられないことがあるといいますが、「まぁいっか」という軽い気持ちで流しているといいます。自分を責め過ぎることはプレッシャーになります。
どうしても予定通り起床できない場合は、「そもそもなぜ早起きしようと思ったのか」という目的に立ち返ります。そのうえでスケジュールに無理がないか、夜の過ごし方に問題はないかと原因を考えて、生活あるいは時間管理の仕方を改善していけばよいとアドバイスします。
「時間管理は意思の強い人だけでなく、誰でも実践できます。ご相談していただきながら一人ひとりの性格やスタイルに合うよう時間管理術をカスタマイズしますので、ぜひオーダーメイドの時間管理を体験してみてください。モチベーションの高め方などもご提案しています」
人間に与えられる一日の時間は平等です。時間を有効に活用し、生活を豊かにするヒントを見つけてみてはいかがでしょうか。