
長年、心理カウンセラーとして実践を通じて心理とコミュニケーションを学んできました。 母娘の関係性におけるご相談・婚活のご相談・人間関係に役立つコミュニケーションスキル・スマイルレッスン等を行っております。
心理カウンセラーが「コミュニケーションスキル」をオンラインで伝授!

「無理をして『押しが強い男性』にならなくても大丈夫。日常会話の中で、女性の気持ちを惹きつける『聴き上手』になる方法を学びませんか?」
そう語るのは、心理カウンセラーの神谷伊左代さんです。20代の頃からカウンセラーの勉強を始め、産業カウンセラーや精神保健福祉士の資格を取得。長年にわたり、民間の心理相談室でさまざまな人間関係の相談に乗ってきました。
現在は結婚相談所に所属し、婚活カウンセラーとして活動しながら、個人のスキルをシェアできるサービス「タイムチケット」で「婚活に役立つコミュニケーションスキル」を伝授しています。
最近のニーズに合わせ、ZoomやSkypeなどのオンラインツールを活用した対応もしています。
なぜ「聴き上手」はモテるのか?

「女性にモテるには、ズバリ『聴き上手』になること!」と明言する神谷さん。
それでは、なぜ「聴き上手」の男性は、女性にモテるのでしょうか?
「悩みを抱えているときに、誰かに話を聴いてもらって、気持ちがスーッと楽になった経験はありませんか? 共感しながら話を聴いてもらうことで、『自分を理解してもらえた』と心が満たされ、精神的な安定につながるのです。男女間でも、その心理状態が当てはまります」
大切なのは、「女性の話を共感的に聴く」こと。「話す」のではなく「聴く」。そう考えれば、「女性と何を話せばいいのかわからない」と悩む男性にとってハードルが低いのではないでしょうか。
しかし、ここで注意しなければならないのが「共感的に聴く」という部分です。男性は「何か気の利いたコメントをしなければ」と思うあまり、会話の中でつい「女性の地雷を踏んでしまう」傾向があるのだそう。
結婚18年目の神谷さんが、今や「二人三脚」で結婚相談所を営んでいるご主人と出会った頃のエピソードを話してくれました。
「私と出会う前の夫は、女性の気持ちを察することが苦手だったそうです。女性に対しても、友人男性に接するのと同じように気軽に冗談の言葉をかけたりしていたのだそう。後にカウンセリングの勉強を始め、男女間で『言葉の受け取り方』に違いがあることを学んだ彼は、女性が触れてほしくない話題を振っていたかもしれない、と気付きました」
その後、「会話中に、無理してコメントするより『聴く力』を養おう」と考え、コミュニケーションスキルを上げていったご主人。「初対面で私の話をじっくり聴いてくれたので、印象がよかった」と神谷さんは当時を振り返ります。
その半年後にはゴールインしたお二人。まさに「聴く力」を身に付けたことが幸せな結婚につながった、と夫婦で実感しています。
恋愛に必要な3つのコミュニケーションスキル

「聴き上手」になることが結婚への近道であるとして、具体的にどのようにトレーニングすれば「聴き上手」になれるのでしょうか? ここでは、神谷さんが取り入れている、「恋愛に必要なコミュニケーションスキル」を上げる方法を3つご紹介しましょう。
(1)共感的に聴くための「受容」のレッスン
相手の話を否定せずに「受容」しながら聴く力を鍛えるため、次の2つのリアクションを取り入れながら、神谷さんとロールプレイ練習をしていきます。
1. 「基本的な単純応答」で受けて聴く
相手の話の途中で、自分の考えや思いが浮かんでもグッと抑え、「はい」「なるほど」等の「基本的な単純応答」で受け、話を聴くことに集中する
2. トーンを合わせる
相手の話とトーンを合わせ、明るい感じであれば、その明るさの8割程度、落ち込んでいる感じであれば、相手よりトーンが下がり過ぎない8割程度に合わせて、話を聴く
(2)自分自身を理解する
相手の話を共感的に聴くためには、まずは自分自身を理解することが必要です。そのために、簡単な「性格テスト」を実施。自分が無意識で行っている行動のパターンや特徴を「見える化」することで、自分自身への理解が深まり、相手との相違が理解しやすくなります。
(3)男女の脳の違いを理解する
男性と女性では、次のように脳の機能が異なります。
・女性の脳→イメージしながら感覚的に話す。「プロセス志向、共感型」
・男性の脳→論理的に結論を求める。「目標達成志向、問題解決型」
→女性は、会話の中で「問題解決のアドバイスを求めていない」という特徴を理解することで、女性の話を聴きやすくなります。
コミュニケーションスキルを上げるために

神谷さんのもとには、女性とのコミュニケーションが苦手だという男性からの相談が多く寄せられています。
女性との会話では、主に「聞き役」に回ることが多いという男性陣。では、もう一歩進んで「聴き上手」になるためには、何を心がければよいのでしょうか?
「話を聞くときに、無言でただ聞いている、つまり『うなずくだけ』だと、女性側には『きちんと話を聞いてくれているのかしら? つまらないのかな?』と思われてしまいます」
神谷さんは、効果的な相づちの打ち方や、「ええ」「なるほど」等の「単純応答」の仕方をレクチャーします。また、話のトーンを上げると、相手は「聞いてもらっている感」が増すため、どのようなトーンが有効かを実践練習していきます。
「そうはいうものの、コミュニケーションスキルは、たった1日で習得できるものではないのでは…?」。そう考える人も多いでしょう。神谷さんのレクチャーを受けた後、どんなことに気をつけて生活すれば、スキルが定着するのでしょうか?
「自己理解に必要な『性格テスト』を実施すると、自分の性格のバランスがわかります。自分の『強い部分』を変えるのは難しいので、『弱い部分』に注力すると良いでしょう。
たとえば、『こうあるべき』といった厳しい表現が多い人であれば、「大丈夫?」などの優しい声がけを日常的に意識して行うようにすると、性格のバランスが取れていきます。仲の良い友人などに試していくうちに、だんだんと身についていくはずですよ」
「コミュニケーションスキルを上げたい」と考えている人は、神谷さんに相談してみてはいかがでしょうか。自分自身を知り、コミュニケーションスキルを上げることで、素敵な女性との出会いにつながるかもしれません。