片付けのコツとは? 整理収納アドバイザーが教える簡単テクニック

片付けのコツとは? 整理収納アドバイザーが教える簡単テクニック

「片付けても片付けても、部屋の中が散らかってしまう」。それは、整理や収納の仕方に問題があるのかもしれません。片付けが苦手な人はどこに注意して収納をすればよいのでしょうか。整理収納アドバイザーの金田光生さんは、「整理と収納を分けて考えるのがポイントです」と指摘します。金田さんに、整理収納の基本を解説してもらいました。


金田 光生 さんのプロフィール

https://www.timeticket.jp/hosts/320kinta?utm_source=ttl&utm_medium=164&utm_campaign=experiences_33

家の中を綺麗にすることよって、皆さんが少しでも幸せな気持ちになってくれたら嬉しいです。また、ランニングを通じて運動の素晴らしさも伝えていけたらなと思います。

なぜ整理収納ができないのか

整理収納が苦手な人に共通する特徴は?

整理収納と掃除のコンサルティングを行っている金田光生さん。整理収納アドバイザーとして多くの依頼者の方と接する中で、整理収納が苦手な人には次のような共通点があることに気づいたと言います。


「整理収納が苦手な人は、そもそも子どもの頃から片付けに苦手意識があり、どうしていいか分からない状態になっているように感じます」


こうした人は、大人になって日々の仕事や子育てが忙しくなると、掃除や整理収納をより敬遠してしまいます。その結果、家の中は片付かず、どんどん散らかってしまうのです。

整理収納が苦手な人でも片付けできるようになるには?

整理収納が苦手な人は、自分にあった「継続して片付けできるやり方」を見つけることが大事だと金田さんは話します。


「『毎日少しずつ片付けましょう』と伝える記事をよく見かけます。その方法があう人はいいのですが、中には毎日片付けるというやり方があわない人もいます。

そういう人の場合は、毎日ではなく週1回、2回片付けする時間をつくるなど、無理なく継続できるやり方を見つけましょう」


ただし、「いつかまとめて時間をつくって片付けをしよう」という考えはあらためたほうがいいそう。


片付けが苦手な人はつい「いつか」と後回しにしてしまいがちですが、金田さんは「それではいつまで経っても片付きません」と指摘します。

整理収納の基本的な考え方

「整理」と「収納」を分けて考える

整理収納について、金田さんは次のように考えています。


「『整理』と『収納』という言葉にはそれぞれ意味があります。


『整理』とは、いま家にあるモノが必要か不必要かの判断をすること。

『収納』とは、モノを取り出しやすいようにしまうこと。


『整理収納』全体でいうと、『整理』が6~7割を占めています」


そんな大切なステップを踏まず、いきなり「収納」に取りかかってしまう人がかなり多いと金田さん。


「そのため、うまくいかなくなって業者に依頼をすることになってしまうのです」

収納用品は家庭にあったものを用意する

もう1つ、金田さんが大切に考えているポイントがあります。それは、収納用品についてです。


金田さんは依頼者に、「整理」をする前に「収納」用品を買わないように伝えています。


「モノの使用頻度や家の中の動線は家庭によってさまざま。一律に同じわけではないので、実際にうかがってヒアリングを重ねて初めて、最適な収納用品をアドバイスできるようになります」


金田さんが依頼者宅を訪れると、ほとんどの家庭には整理収納に関する本があるそう。そして、みな判を押したように「本を読んでもうまくいかなかった」と言うそうです。


その原因は、はじめに「整理」をしていないから。


「本に載っている便利そうな『収納』用品を先に買ってしまい、家にある不要なモノをどんどん『収納』してしまうのです。そうすると、モノが増えるたびに収納用品を買うという『負のスパイラル』に陥ってしまっています」


まずは徹底してモノと向き合い「整理」を行うこと。そのうえで残ったモノの収納方法を考え、収納用品を買うかどうかの選択をします。

キレイをキープする「定位置管理」と「定数管理」

整理収納をしてせっかくキレイになったら、その状態をキープしましょう。キレイをキープするには「定位置管理」「定数管理」という方法を使います。


「定位置管理」とは、モノの置き場所を決めること。使い終わったら必ずその場所に戻すことを習慣づけることによって、モノをなくしたり散らかったりするのを防ぎます。一方の「定数管理」とは、モノの数を一定数に決めておくことをいいます。


「安いからといって日用品を大量に買いだめしていませんか?例えば、在庫を持つのは1つだけと決め、使用中のものがなくなったら1つ買いに行く。そうやって在庫数をキープすれば、モノが増え続けることはありません。衣類に関してもそうです。1つ買うなら1つ手放すようにしましょう」

整理収納アドバイザーが教える「場所別」整理収納のコツ

家族が集まる「リビング」にはモノを置かない

家族が集まるリビングは、モノが多く散らかりがちです。


あなたの家では、手紙や学校からのお知らせといった書類がテーブルの上に山積みになっていませんか?書類は手にしたその場で内容別に分け、すぐに収納ケースなどを使ってしまうようにしましょう。


ポイントは、急いで処理するためのケースを1つ作っておくことです。そうすることで、テーブルの上に放置する癖を防ぐことができます。


また、小さなお子さんがいる家庭では、衣類やおもちゃ置き場がリビングに作られていることも少なくありません。金田さんは、「子どもが小さくても、おもちゃは子ども部屋に置くこと」を勧めます。


「おもちゃで遊ぶときは子ども部屋からリビングに持ってきて、遊び終わったら必ず戻す癖をつけましょう」

「押し入れ」は上・真ん中・下の3つに分けて収納を

家中のモノを収納する押し入れを有効利用するコツは、モノの使用頻度を考えることです。そのうえで、上・真ん中・下と大きく3つに分けて置き場所を決めることが大切です。


使用頻度の高い順に真ん中・下・上にしまうようにしてください。

ただし、使用頻度が低いからといって重いモノを目の高さよりも上にしまうのは出し入れする時に危険なので、そうした場合は下にしまうようにしてください。

また、押し入れに奥行きがある場合は前後で分け、奥に季節外のモノをしまうのも一つの方法です」


さらに、よくありがちな例として金田さんが挙げたのが、家電などの段ボール。


「大きな段ボールを『何かあった時のため』と保管している人がいます。場所を使ってしまうだけですし、そのダンボールを使うことはまずないので廃棄しましょう」

「クローゼット」は徹底的に「整理」を

そして、相談例で圧倒的に多いという場所がクローゼット。中でも、スペースが足りずに苦労している人が多いといいます。


クローゼットを整理するポイントは、次のとおりです。


・服の種類別・色別に並べてみる

服を種類別・色別に並べることで、実は同じような服ばかりで余剰分があることに気づきます。


・着るか着ないかを判断する

ふだんまったく着ていないのに、「ブランド品で高かったから」と保管している人がいます。保管していても着ないものは着ないので、手放しましょう。


着るか着ないかを判断するためには、こんな方法があります。


着用した服をクローゼットに戻すときは、クローゼットの一番右にかけます。翌日別の服を着たら、また一番右にかけます。そうすると、よく着る服は常に右の方にかかっていることになります。つまり、左の方にかかっている服はふだんまったく着ていないと判断できます。


クローゼットが上下段にわかれている場合には、日常的に使わないバッグや帽子を上の段に保管しましょう。服がかかっている下に空きスペースができている場合は、そこにあった大きさの収納ケースを買い、季節外の衣類や下着などの小物をしまいます。

整理収納の思考法を伝えたい

子どものころから、自分の部屋は自分で掃除をしていたという金田さん。


「正直、面倒だし、時間がかかるし、やらなくて済むならやりたくない。でも、やらなかったら汚くなります。ならば、早く掃除が終わるようにするためにはどうしたらいいのかと考えました」


「床にモノを置かなければすぐに掃除機をかけられる」「ここに並べて置けば見た目がきれいだ」「こうやってしまったほうが取り出しやすい」。そんな、整理収納について考える習慣が自然と身についていったそうです。


さらに掃除や整理収納について極めたいという思いから、整理収納アドバイザーになった金田さん。


「この業界は、作業者がスピード重視で作業してしまい、あっという間にきれいにしてしまうことがあります。でも、それが依頼者の方にとって最適な収納かどうか疑問です。家の中での動線や使用頻度は人それぞれであり、マニュアル通りの整理収納では合わないことがあるからです。


私は整理収納の思考法を伝えながら依頼者の方と一緒に作業することにより、作業後も整理収納された状態を保てるようサポートしています」


依頼者が常にきれいな状態をキープするためにも、整理収納に対する意識改革をしていきたいと意気込みます。


家の中が片付かなくて困っているという人は、金田さんに相談してみるとよいかもしれません。

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