動画マーケティングとは? メリットとデメリットをわかりやすく解説

動画マーケティングとは? メリットとデメリットをわかりやすく解説

YouTubeやTikTokといった動画共有サービスの広がりで、動画の制作や配信が身近になった昨今。自社の商品やサービスを、動画を活用してアピールしたいと思っている人も多いのではないでしょうか。文字や写真よりインパクトのある情報伝達が可能な動画は、マーケティングの手段としても有効です。動画マーケティングのメリットとデメリット、取り組むときの注意点について、動画マーケティングに詳しいマーケターのFumitaka Toyomatsuさんに聞きました。


Fumitaka Toyomatsuさんのプロフィール

https://www.timeticket.jp/hosts/toyomachi/?utm_source=ttl&utm_medium=203&utm_campaign=experiences_3

はじめまして 現在都内で活動しながら、これからの時代に必要なライフスタイルを追求しながら、心、身体の健康、経済テーマに新しい出会いやビジネスモデルの開拓やイベントの企画、運営などをやらせていただいてます 得意分野; •外資系飲料メーカーの代理店業にて営業組織を累計2000人弱構築及びマネジメント •数十人〜数百人規模の異業種交流会累計数百回の主催及び会場運営、集客 •イベントにおけるプロモーション動画制作&編集実績延べ100本以上 •動画制作のディレクション及びクリエイターチーム立案中

動画マーケティングとは?

——動画マーケティングとは、どんなものなのでしょうか。 文字どおり、動画を使ったWebマーケティングのことをいいます。動画を使って自社の商品やサービス、コンテンツを訴求することで、お客さまやクライアントといったエンドユーザーに興味をもってもらい、購買につなげる手法です。 動画マーケティングが注目され始めたのは、2017年ごろのことです。国内の動画広告市場をデータで見ると、2018年には2,000億円弱だったものが、今年、2020年は3,000億円ほどで着地するのではないかと言われています。2023、24年には5,000億円に達する見込みと発表されていて、今よりも倍ぐらいの伸びしろが期待されています。

動画広告市場が右肩上がりの成長を続ける3つの理由

——動画広告市場が右肩上がりの成長をしている理由はなんでしょうか。 私は次の3つの理由があると考えています。 1.Wi-Fiなど通信インフラの整備が進んだこと

2.スマホやタブレットといったデバイスの普及が進んだこと

3.動画SNSなどのプラットフォームが普及したこと 一般的に4Gのサービスが普及し始めたのは、4、5年前のことです。しかし、当時はインフラの整備が追いついておらず、毎月利用できる通信容量が5Gから10Gに制限されていました。ここ数年で国内の4Gのカバーエリアは9割まで拡大し、大容量通信が低コストで行えるようになったのです。 それにあわせて、スマホやタブレットといったデバイスの普及が進みました。以前はPCを使ってインターネットで情報収集するのが主でしたが、ここ数年でスマホ1台あれば仕事を完結させられるほどにデバイスや通信のインフラが整備されたのです。また、YouTubeやInstagram、TikTokなど、動画のSNSプラットフォームが普及したことも、動画マーケティングを加速させる一因となっています。 今後5G、6Gといった通信インフラが整うことで、これまで主流だった静止画広告が動画広告に置き換わっていくことが予想されます。

なぜ動画マーケティングが注目されるのか

——動画マーケティングが注目されている理由としてどのようなものが挙げられますか? これまでYouTubeの動画を視聴していたのは若い世代でした。ところが近年、視聴者の年齢層が高くなってきています。意外に思われるかもしれませんが、Instagramも利用者の過半数は40代です。そこで、年齢層が高い人向けのプロモーション動画を配信する企業が増えてきています。実際にアメリカの企業では8割が動画マーケティングを行っているそうです。 最近では友だちとのコミュニケーションも、テキストではなく動画で情報をシェアするのが当たり前になってきており、コミュニケーションの方法が変わってきています。今後、ビジネスにおいて動画を取り入れるという動きは必須になってくるのではないかと考えられます。

動画マーケティングの効果

YouTubeなどの動画広告はターゲットに訴求しやすい

——これまで動画広告といえばテレビCMが主流でしたが、インターネット上の動画広告とテレビCMとの違いはどのようなところにあるのでしょうか。 テレビCMは、一方的に流れてくるものを視聴者が見るという受動的なものでした。これに対しインターネット上の動画広告は、視聴者の興味や関心に働きかけることができます。 SNSではユーザーが以前に検索したキーワードに関連する広告が表示されます。SNSを見ているユーザーのもとにはもともと興味がある分野の広告が届くので、届けたいターゲットに訴求できるという効果があります。 たとえば、YouTubeでは1つ動画を再生すると、その動画に関連した別の動画が自動でおすすめされるようになっています。このようにユーザーの興味・関心にアプローチできるところが、一方通行になりがちなテレビCMとは大きく違うところです。

動画マーケティングを行うことで個人でも集客が可能に

——これまではテレビに出ている人が特別という印象がありましたが、YouTubeやTikTokの台頭で一般の人の動画配信が当たり前のようになってきました。 プラットフォームが充実してきているので、個人でも動画マーケティングに参入できる要素はたくさんありますね。 私はいま、YouTubeの企画で農業や田舎起業をテーマに動画を作っているのですが、古民家での一人暮らしなど、ふだんのなにげない生活を動画で配信することで、地方でのコミュニティ作りや集客も可能になってきています。 また、動画はセルフブランディングのツールとしても利用できます。たとえば、ピアニストがプロの世界で収入を得ようと思ったら、海外の有名なオーケストラに入るなどハードルは非常に高いです。しかし、YouTubeでピアノの演奏を配信すれば、たくさんの人たちに自分の演奏技術を認めてもらうことができます。DIYや料理動画も同じで、ふだんなにげなくやってきたこと、持っているスキルが世の中の役に立つという時代になっています。

動画マーケティングのメリットと現状の課題

動画マーケティングの4つのメリット

——そんな動画マーケティングには、どんなメリットがあるのでしょうか。 動画マーケティングには、次のようなメリットがあります。 1.一度にたくさんの情報を届けられる 1分間に動画で伝えられる情報量を文字に換算すると、Webサイト3600ページ分に相当するといわれています。それだけたくさんの情報を、短時間でわかりやすく届けることができます。ちなみに情報量という話でいうと、現代人が1日でスマホから得ている情報量は、平安時代の人が一生かかって得られる情報量と同じなのだそうですよ。 2.商品、サービスの購入率を上げることができる アメリカの「国立訓練研究所」が提唱するラーニングピラミッド(※)によると、読書など文字から得られた情報の定着率は10%であったのに対して、動画など視聴覚資料から情報を得た場合の定着率は20%と、動画には文字の2倍の定着率があることがわかっています。 実際に動画を利用すると、商品やサービスへの理解度が74%高まるといわれており、動画を視聴した人のほうがそうでない人に比べて64%も購入率が高くなるそうです。 このことからも、企業のプロモーションや顧客とのコミュニケーションに動画が有効であることがわかります。 ※7つの学習方法を学習の定着率順に並べ、ピラミッド型の図にまとめたもの。 3.SNSで拡散されやすい 「2」で説明したように、動画から得た情報は記憶に残りやすいことから、幅広い層への宣伝公開が期待できます。通信インフラの整備によってスマホやタブレットが普及したことで、魅力的な動画をSNSで拡散しやすくなっています。いわゆる「バズらせる」ことができれば、自社の商品やサービスを広く認知することができます。 4.SEO効果が期待できる GoogleのSEOと同じように、YouTubeにはVEO(Video Energy Optimization)という考え方があります。ターゲットとする人のニーズを満たす動画をつくることで、検索エンジンの上位に表示されやすくなります。

現状における動画マーケティングの課題

——多くの企業が動画マーケティングに取り組もうとしていると思いますが、現状ではどんなことが課題になっていますか? 優秀なクリエイターの育成が市場のスピードに追いついていないという点です。動画制作をする人材が足りていないので、クラウドサービスで外注する企業が多いのが現状ですね。そうした意味では、個人が動画制作の現場に参入しやすくなっているといえます。 制作には時間とコストがかかるため、副業や個人事業として参入するにはややハードルが高いと感じられるかもしれません。しかし、今後の市場の変化を予測した場合、このハードルを超えていけば仕事を獲得しやすくなるのではないかと思います。


動画マーケティングを効果的に運用するためのポイント

——より効果的に動画マーケティングするためのポイントを教えてください。 1つは、PDCAをしっかり回すことです。YouTube Analyticsなどの解析ツールを活用して、配信した動画をどれくらいの人が視聴してくれたか、どういった動画に需要が集まっているかを分析し、改善につなげていきましょう。 もう1つ、動画を制作する際には、最初の15秒を意識してください。YouTubeの動画広告は5秒という非常に短い時間にもかかわらず、視聴者からは「うっとおしい」と思われてしまいます。「つまらない」と思われたらすぐに次の動画に移動されてしまうので、動画の最初の15秒で「この動画を見ることでどんなメリットがあるか」「何が得られるか」をしっかり伝えることが大切です。 ——これから動画マーケティングをしたいと考えている人にアドバイスをお願いします。 2020年はビジネスYouTube元年といわれており、動画をビジネスで使うことが当たり前になりつつあります。動画はこれまで広告収益を得る手段でしたが、最近ではターゲットに認知させる手段として、あるいはコミュニケーションのツールとしてというように、さまざまな役割を担うようになりました。今後は企業の採用活動でも必須になっていくでしょう。 そんな中で必要になるのは、ターゲットに短時間で的確に情報を伝えるスキルです。また、顧客がどんな動画を制作したいのか、ニーズをつかんで制作に反映するためのコミュニケーションスキルも身につけたいですね。 動画の編集スキルを身につけることはもちろん大切ですが、動画広告の運用やコミュニケーションの技術も磨いていきましょう。

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→ Webマーケティングとは?Web担当者が知っておくべき基礎知識

→ YouTubeの再生数を増やすには?現役YouTuberがわかりやすく解説

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