「実現したいことを叶えるポートレートを」幸せを引き寄せるフォトグラファー

「（プロフィール画像を撮影した方から）マッチングアプリで出会った人と結婚したと報告を受けました！」

そう嬉しそうに話すMarimoさんは、7年前からフリーのフォトグラファーとして活動しています。さわやかで優しい雰囲気を持つMarimoさんとのフォトセッションは、リラックスした自然な姿を撮ってもらえると人気です。

「もともと人と話をするのが好きなので、依頼者とコミュニケーションをたくさん取りながら撮影を進めています。そうしているうちに、その方の本当の部分が見えてきて…その瞬間に写真を撮るとすごくいい表情になることに気がついたんです。

その表情をカメラで捉えるのが楽しくて、撮影を重ねるほど人物撮影の魅力に引き込まれていきました」

タイムチケットをはじめたきっかけはカメラマン仲間の紹介。サービスをスタートしてからは、上は64歳から下は18歳まで幅広い年齢層のゲストを撮影してきました。

Marimoさんのチケットの中には、学生向けに価格を抑えたチケットもあります。「学割」を導入したきっかけも、人に寄り添うMarimoさんならではの理由があります。

「お仕事を進めていく中で、ありがたいことに学生さんからの依頼も増えてきました。ただ、自分が学生だった時のことを考えると、この（サービス）価格をバイト代から出すのは大変かなと。もっと気軽に、多くの人に利用してもらいたいと考え学割サービスをはじめました。

それに私自身も学生さんとのフォトセッションをとても楽しみにしていますし、カメラに触れることは手軽で楽しいことだと伝えたいと思ったのも学割を設定している理由です」

依頼者とのコミュニケーションを楽しむMarimoさん。ポートレートを撮影する上で、「その人らしさ」を引き出す秘訣は何ですかと質問をすると、次のように答えてくれました。

「まずは私から心を開こうと自分の話をたくさんするようにしています。私もカメラマンをはじめたころは緊張して硬かったのですが､お客さまは私よりもさらに緊張しているからこそ､その場を和ませるためにたくさん会話をすることを心がけています」

この双方向からのコミュニケーションは仕事に関わらず日常でも同じだとMarimoさんは続けます。

「人と仲良くなるためには、 " 相手との共通点をみつける " ということが大事だと思います。

人って好きなものや考え方が似ていると、一気に相手との距離感が近づくじゃないですか。例えば出身が一緒だとか、よく聞くアーティストが一緒だとか。

相手との距離を縮めるために新しい映画を見たり、知識を共有するために株の勉強をしたり。きっかけは本当になんでもいいんです。

私自身、普段から周囲へのアンテナをはっておくことが大事だと考えています。色々なものに興味をもつこと。何より目の前の人に興味を持つこと。これらを大事にしています。

あと、ここだけの裏話ですが、純粋に好きなもののお話をしている時って皆さん本当に良い表情になるから撮影が楽しいんですよね。笑」

さらにMarimoさんには、もう1つゲストとの会話で大切にしていることがあるといいます。

「（ゲストに対する）共感力も大事にしています。ゲストによって撮影の目的や写り方などの悩みは違うので、写真はこうだからと型にはめるのではなく､ゲストと2人で考えながら実現したいことを形にしていくことを心がけています。

たとえば、女性向けビジネスを考えているゲストの方を撮影する場合は､女性受けしやすい場所や柔らかい表情で撮影することをご案内したり、一方で経営者や男性とお仕事をする機会が多いコンサルタントの方には､信頼感が増すような背景で撮影することをご提案したりと､とにかく2人で決めていくことを大切にしています」

会話の中でゲストのニーズを深く掘り下げ、そのニーズにマッチした写真が撮れるよう最善を尽すMarimoさん。さまざまな依頼を受けるMarimoさんだからこそできる対応力の高さが、ゲストに選ばれる理由になっているようです。

Marimoさんがタイムチケットで提供するサービスには、SNSやマッチングアプリのプロフィール用の写真撮影をする以外にも、マッチングアプリの使い方のレクチャーや女性とのデートの進め方などをアドバイスする恋愛相談もあります。

「アプリ用の写真撮影をしているうちに、アプリを使う上でプロフィールの書き方やデート中のお相手との会話でつまずくことが多いことに気がつきました。そんな悩みをすぐに解決してあげたいと考えて、恋愛相談もしていただけるチケットを作ったという感じです。

タイムチケットは他のプラットフォームと違って、写真の撮影だけではなく多角的なサービスを提供できる場があるため、スピード感を持って自分のやりたいプランを打ち出せたのはありがたかったです」

カメラ以外にもさまざまなスキルやノウハウを持つMarimoさんにとって、新しいアイディアを自分で創造できるタイムチケットは相性のいいプラットフォームだと感じているといいます。

フォトグラファーをはじめ、ナレーターや恋愛メンタルコーチなどパラレルワーカーとして活躍されているMarimoさん。今後も撮影を通じてたくさんの人のしあわせに関わっていきたいという思いと共に、「一緒に頑張ってくれる仲間をいつか募集したい」と展望を語ります。

「いずれは写真の編集を信頼できる人にお任せしたりですとか、チームとして活動することも視野にあります。また、私と同じようにゲストとのコミュニケーションを楽しみながら撮影するカメラマンを増やしていきたいです。会話を広げるためのスキルや撮影技術を伝えていけたら嬉しいです」

思い描いたことを形にしようと、常に前向きに努力されているMarimoさん。そんなMarimoさんとの撮影は、知らなかった自分に出会える素敵な時間となるでしょう。